マドラスシチー(マドラエアT) 第7戦


自己ベストの坂路4F51.9秒の動きを見せた前々走は8着と悲願の出走奨励金をゲット。

相手関係にもとことん恵まれたものの、つい次走もと期待した前走は、

デイリー馬三郎の土屋TMがマドラスシチーに敢然と「」印をつけたが、

終わってみれば14着/12番人気とさっぱり。


やはりもう2度と出走奨励金は望めないだろう。

何の期待もないが、引退までは付き合うゾ。


6月12日 東京3R 3歳未勝利 ダート1300m に出走!!

お約束の14着/13番人気。

スタートで大きく煽って万事休す。

能力の足りないこの馬のこと。完璧に乗っても10着程度が限界なのにこんなにロスをしていれば指定席は必至。

レース回顧と時計の分析、レース後の柴原央明騎手のコメントを掲載。

(2011年6月14日完結)

2011年6月8日立ち上げ

●追い切り情報(6月8日作成)

前走前 5月18日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.9
3F 38.9
2F 26.2
1F 13.3
コスモチャートイン(3歳未勝利)末一杯を0.6秒先行同入



6月8日 美浦南坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 53.2
3F 39.2
2F 26.3
1F 13.2
 6月8日、出走に向け強めに追われました。まあ、この馬なりに悪い動きではないですねぇ。しかし、前走もこのくらいの動きで超弱面で14着ですから、期待しろと言われても・・・。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。力は出せる状態と思いますが、そもそも、その”力”自体が疑問です。

●気にならない出馬想定表(6月11日 東京1R)

出馬想定表 6月11日 東京1R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦 フルゲート16頭 想定数19頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アーティクラフティ 初出走
11 エアクイゾン 武士沢友治  3/06 未勝利 中山ダ1200 11 10
エフティシュタルク 蛯名正義  5/29 未勝利 東京ダ1400
オペラ 石橋脩  5/29 未勝利 東京ダ1400
12 キザ 北村宏司  3/19 未勝利 阪神ダ1800
14 シベリアンソアー 後藤浩輝  5/21 未勝利 東京芝1400
スタンドアップ 小林淳一 初出走
ソレイユレディー 石橋脩  5/21 未勝利 東京ダ1400
タツサイゴン 熊沢重文  5/15 未勝利 東京ダ1600 10
ダノンスプリーム 田中勝春  5/22 未勝利 東京ダ1300
13 ティーケイラビット 大野拓弥  4/02 未勝利 小倉芝1200 10
トウショウジャック 吉田豊  5/22 未勝利 東京ダ1400
ナムラエメラルド 横山典弘  5/28 未勝利 東京ダ1300
10 ニシノエックス 江田照男  2/20 未勝利 東京ダ1600 11
ハードボイルド 石神深一  5/21 未勝利 東京ダ1600
14 ヒダノエリー  5/22 未勝利 新潟ダ1200 15
ビリーヴマイン 松岡正海  6/05 未勝利
14 マドラスシチー  5/22 未勝利 東京ダ1400 14 12 B−
ミスターロックマン  5/29 未勝利 東京ダ1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在19頭出馬想定されています。このままで確定すれば、一応出走可能ですが・・・。

これ以降は6月10日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月12日 東京3R 3歳未勝利 ダート1300m 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
オペラ 石橋脩  5/29 未勝利 東京ダ1400 12
カリンエコー 草野太郎 初出走
ギータ 小林淳一  5/28 未勝利 東京ダ1300 13 11
サクラスパークル 三浦皇成 初出走
シベリアンソアー 後藤浩輝  5/21 未勝利 東京芝1400
タカミツグリーン 北村宏司  5/08 未勝利 東京ダ1300 13 18
タケデンエメラルド 横山和生  5/22 未勝利 新潟ダ1200 14
ピースワンレディ 柴山雄一  5/15 未勝利 新潟芝2000 16 16 13 13
ファインユウマ 蛯名正義  5/01 未勝利 東京芝1400
ブロックコード 田中勝春  5/22 未勝利 東京ダ1300 10 13 12 11
マドラスシチー 柴原央明  5/22 未勝利 東京ダ1400 14 12 11 15 16 B−
マレンカヤ ピンナ  5/08 未勝利 新潟ダ1200
ミスターロックマン 嶋田純次  5/29 未勝利 東京ダ1400
ミヤビコンクエスト 吉田豊  5/29 未勝利 東京ダ1400
ヤマタケブリンク 丸山元気  1/30 未勝利 東京ダ1600 15 11 10
レッツゴーマークン 江田照男  5/29 未勝利 東京ダ1400

騎手の太字は乗り替わり 消は馬番確定前に取消

 マドラスシチーは想定されていた11日の東京1Rがあまりにも強いメンバーだった為にレースを移動しました。当然ですね。

●東京ダート1300mコース解説

 スタート地点は向正面半ば付近。3コーナーまでの距離は約340mあり、芝同様にスタート後まもなく緩やかな上り坂が待ち構えている。
 1300mというのは特殊な距離。JRAの全10場のコースの中でも、この東京ダート1300mしかない。予想の際には、以前に施行されていた1200mと同じように考えるのがベスト。1400mに強い馬よりも1200m以下で力を発揮するスプリンターに向くコースだ。
 そして、先手を奪える馬が圧倒的に強い。一般的なダートの短距離戦と同じような考えでいい。最後の直線は長いが、差しがズバズバ決まることはない。ハナを切った馬は約50%の確率で3着以内に入る。ただし、逃げたい馬が揃うレースなので、何が逃げるかを読み切るのは容易でない。
 枠順は面白い傾向が出ている。最内と大外が強い。
有利な枠順 最内と大外
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、先行力
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、エンドスウィープ、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、内田博幸、横山典弘、蛯名正義、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分20秒9 1分20秒6
2歳未勝利 1分20秒9 1分21秒1 1分20秒8
2歳500万 1分19秒0 1分20秒2
3歳新馬 1分21秒5 1分21秒5
3歳未勝利 1分20秒6 1分19秒9 1分19秒7 1分19秒3
3歳500万 1分19秒3 1分19秒3 1分19秒0
古馬500万 1分19秒1 1分18秒8 1分17秒5
古馬1000万 1分18秒5 1分17秒3 1分17秒4 1分18秒7

●騎手は柴原央明騎手(ほっさん評価「D」)

 柴原 央明(しばはら ふみあき)は1983年7月18日生まれの27歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の騎手である。デビュー当時は田中章博厩舎所属。2006年10月21日付でフリーになる。

 私の活動拠点、大阪府寝屋川市出身ということで、実は私は弟さんを知っていたりする。

 2011年6月10日現在、中央119勝、勝率5.3パーセント、連対率11.7パーセントと騎乗馬に恵まれず低い。しかし、最近は特に連対率は上昇。腕を上げている。重賞未勝利。


 1999年、JRA競馬学校に騎手課程第18期生として入学。

 2002年に騎手免許取得し、栗東の田中章博厩舎からデビュー。同期は五十嵐雄祐、田辺裕信、岩崎祐己、黒岩悠、高野容輔、南井大志 各騎手ら。初騎乗は同年3月2日中京競馬第1競走でのセイカアプ(15頭立て14着)。初勝利は同年3月17日中京競馬第6競走のユーセイプライム。デビュー年は19勝を挙げ、関西放送記者クラブ賞(新人騎手賞)を受賞した。

 2003年は自身最多の31勝と勝ち星を飛躍的に増やし、GT初騎乗(秋華賞・ミルフィオリ 17番人気11着)を果たし、フェアプレー賞も受賞した。

 2004年は師匠である田中章博の父・田中良平厩舎所属だった音無秀孝厩舎の管理馬(グローリアスデイズ、カンパニー)で重賞で惜しい競馬が何度かあった。この年は17勝を挙げている。

 2005年は減量が取れたこともあって勝ち星が減り15勝。

 2006年、勝ち星の減少に歯止めがかからず、10月21日付で田中章博厩舎を離れフリーとなる。この年は年間8勝だった。

 2008年5月11日に通算100勝を達成したが、この年は1勝しかできなかった(怪我によるブランクがあったわけではない)。

 2009年は昆貢厩舎所属馬への騎乗機会が増え、勝利数も8勝と持ち直している。


 「騎乗数が少なく、必然的に勝ち星も少なくなる。連対率を見ると、09年が.220、10年が.162で(11年は6月10日現在.193)共に悪い数字ではない。ソコソコは乗れるジョッキーといった印象がある。パワフルに馬を動かせる感じはなくても一生懸命に追ってくる。ガツガツ行くことはなく、折り合い重視の競馬が多い。これまで重賞で2着が4度あり、その時の着差はハナ、クビ、クビ、クビだった。1つでも勝っていたら違うジョッキー人生になっていたかもしれない。1番人気での成績は09年が[2・3・0・1]の連対率.833。サンプルが少なく、騎乗馬の質にバラつきがあるのでコース別、距離別、芝・ダート別の成績は参考にならない。厩舎面では昆貢厩舎と田中章博厩舎(元所属)での騎乗が大半を占めるという状況。この2厩舎で攻めをつけて実戦でも跨った時が狙い目になる。ただ、走らない馬に乗ることが多いので選別は必要だ。先に書いた重賞での連対は、すべて音無秀孝厩舎の所属馬で馬主が近藤英子だった。現在、このラインは途切れている。最大勢力のエージェントがついており、ここから広がりができると良い。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 私ほっさん愛馬への騎乗は過去5度ですが、全て元所属厩舎だった田中章博厩舎の管理馬でした。私はそれ以来、田中章博厩舎の馬は購入していませんし、昆貢厩舎の馬とのご縁がないので、柴原央明騎手にここで騎乗していただくというのは本当に珍しく貴重で驚いています。

 下記の表を見ていただいてもわかる通り、ボニータシチーではワンパンチ足りないもののいいところまで持ってきてくださり、私もなかなかの騎手だと思っています。

 今回もマドラスシチーですし、だれが乗っても二桁着順が妥当な馬。好走しろと言っても無理ですが、柴原央明騎手の手腕に期待しております。
 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2008年10月26日 ボニータシチー 2歳新馬  京都ダ1400m 8着/5番人気
 2009年 2月 1日 エリーズシチー 3歳新馬  京都芝2000m 9/11番人気
 2009年 2月22日 ボニータシチー 3歳未勝利 京都ダ1400m 10着/10番人気
 2009年 6月27日 ボニータシチー 3歳未勝利 札幌芝2000m 3着/10番人気
 2009年 7月19日 ボニータシチー 3歳未勝利 札幌芝2000m 4着/3番人気
 


2008年10月26日 愛馬ボニータシチーに騎乗する柴原央明騎手

●ほっさん予想

 マドラスシチーは、初出走のカリンエコー、サクラスパークル、初戦が牝馬限定戦で大敗だったギータ、交流戦でも大敗続きと全く良いところの見られないピースワンレディ、超弱くて長期休養明け(ほっといてくれと言われそうですが・・・汗)のヤマタケブリンクくらいとは良い勝負になるのではないでしょうか。

 ということは、これら全て交わしたとして11着と言ったところでしょうか。いや、もっと負けるでしょうね(苦笑)。

これ以降は6月11日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
マドラスシチー
ミスターロックマン
オペラ
シベリアンソアー
マレンカヤ
タケデンエメラルド
ファインユウマ △△ △△
ブロックコード △△
レッツゴーマークン
ピースワンレディ
ミヤビコンクエスト △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ファインユウマ 3.7
シベリアンソアー 4.3
レッツゴーマークン 4.4
ブロックコード 8.0
ミヤビコンクエスト 8.0
中 略
サクラスパークル 29.3
ピースワンレディ 43.5
マドラスシチー 46.9
ギータ 50倍以上
タケデンエメラルド 50倍以上
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マドラスシチー 37 33 37 21

デイリー馬三郎

予想印

◎ レッツゴーマークン
○ ミヤビコンクエスト
▲ ブロックコード

以下省略

マドラスシチーは無印。前回マドラスシチーに敢然と「◎」を打ったデイリー馬三郎・土谷TMにも見放され無印><。

●各陣営のコメント

マドラスシチー

 「道中流れに乗れるようになり、この馬なりに成長はあるけど、まだ勝ち負けまではどうか。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は6月14日に作成

●レース 

 出遅れの許されない最内1番枠のマドラスシチーですが、ゲートが開いてすぐに二足歩行の方が速いと思ったのか、立ち上がるような仕草を見せ(要するに煽って)、大きく出遅れます。ちなみにそこで久々に名前を呼んで貰いました。いつもは道中の一回だけですからね。

 いずれにせよ注文通りのシンガリ追走でレースを進めます。いつものラチ沿いの最内を距離ロスなく進め、しかし、なぜか4角では外へ持ち出し(そこから伸びる手応えでもあったのか?)、ところが慣れないことをするので前が壁になり進路を変え(こらこら、弱い馬なのにロスし過ぎだゾ)、流れ込んだだけのブービー14着。

 シンガリ負けは私がマドラスと良い勝負になるかもと書いた初出走のサクラスパークル。こっちはすでに7戦走っているベテランですし、かなりのハンデはあったはずですから、この先着は当然ですが。

●時計の評価

 今回のマドラスシチーの走破時計1分22秒1稍重馬場は、東京ダート1300mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分19秒9稍重馬場ですから、大きく出遅れたにしてもさっぱりです。

 勝ったブロックコードですら専門誌の寸評に「この時計は平凡か。」(競馬ブック)と書かれるくらいですからかなりの凡時計。そこから約2秒も差があるわけですから、どうしようもないという言葉しかありません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マドラスシチー(14着)

 「スタートであおり、馬場にも脚をとられ最後までスムーズにいきませんでした。」(柴原央明騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●今後の展望

 煽って大きく出遅れたと言っても14着ですし、勝ち馬から1.9秒差と言っても、全体的な時計が遅い凡レースでしたし、やはりこれ以上何も望めないですね。

 こんな馬を理由をつけて引っ張らなければならない厩舎を可愛そうにすら思います。

●最後に

 レース前からなんの期待もありませんでしたし、まあこんなもんなのでしょうが、こんな馬がたくさん走っている関東はやはり質が落ちている気がします。西高東低になるのも当たり前でしょう。

 マネーゲームとして言うならば引退なのでしょうが、どうせ引退してもろくな将来が待っていませんでしょうから、縁あって愛馬となった馬ですし、最後の最後までは飼い葉料の面倒を見ようと思います。

 キャロットクラブなら、厩舎が決断しなくても、馬主判断で引退するでしょうね。

 期待はしていませんが、頑張れマドラスシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年6月8日立ち上げ 10日、11日、14日加筆

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マドラスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 5月22日 第6戦 3歳未勝利 東京ダ1400m (14着/12番人気)

2011年 5月 1日 第5戦 3歳未勝利 東京ダ1400m (8着/15番人気)

2011年 3月 5日 第4戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (11着/15番人気)

2011年 2月 5日 第3戦 3歳未勝利 東京ダ1400m (15着/15番人気)

2011年 1月 8日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1800m (16着/16番人気)

2010年12月12日 デビュー戦 2歳新馬 中山ダ1800m (11着/11番人気)